お知らせ
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エネルギーやライフラインを通して学びをサポートする
授業支援パッケージとは?
授業支援パッケージとは?
日本教育新聞社と一般社団法人日本ガス協会が共同開発した、学習指導案、授業映像、板書計画、ワークシート、各種資料 などを使いやすくセットにしたものです。新学習指導要領に準拠 しており、オリジナルの指導計画も収録されているので、初任者の先生から経験豊富な先生まで豊かで深い授業が実践できるほか、学年をまたいだ カリキュラム・マネジメント の実践にもつながります。各業務で忙しい先生や、よりよい授業づくりに悩んでいる先生に最適です。
公開中の授業支援パッケージ
公開中の授業支援パッケージ
監修者からのメッセージ
普段の社会科授業でエネルギー・ライフライン教育を
(一財)総合初等教育研究所参与 北俊夫
現在、地球温暖化の問題とも関連して、学校においてエネルギー教育を推進することが喫緊の課題になっています。また、近年、わが国において多発する自然災害によってライフラインが破壊され、人々の生活や産業社会活動に大きな影響を及ぼすことが想定されていることから、ライフラインに関する教育が求められています。ところが、現在の学校教育では、エネルギーやライフラインについて重点的、集中的に指導するための時間が、各学校が目標や内容を定める「総合的な学習の時間」を除いて用意されていません。そのため、どの学校でも実施するには、現行の教育課程のなかで考えるしかありません。
「各学校でエネルギー・ライフライン教育を」と求められると、ついしり込みしてしまう傾向がみられます。また、「こうした教育課題の必要性は感じるが、指導方法がわからない」「授業で使用する資料を用意する時間もなく面倒だ」「専門的な知識がないので教える自信がない」「どこで取り上げるのか、指導する場面がわからない」など、さまざまな不安や戸惑いの声を耳にします。本授業支援パッケージは、こうした素朴な悩みに応えるために作成しました。普段の社会科授業のなかで、エネルギーやライフラインに必ずしも詳しくなくても、誰でも、1~2時間程度で気軽に指導できるようにしたいという願いのもとに提供しているものです。
本授業支援パッケージは、現在、3つの授業場面での指導例を紹介しています。その単元と趣旨は次のとおりです。
- 4年・単元「住みよいくらし」
○単元のオリエンテーションの場面で、飲料水の学習に入る前に、水道水、電気、ガスなどのエネルギーやライフラインに興味や関心をもたせる指導例
○飲料水の学習のあとに、電気やガスを取り上げて発展的に学習し、エネルギーが安全で安定的に供給されていることについて理解を深めさせる指導例 - 4年・単元「自然災害からくらしを守る」
○今後想定される自然災害に備えている「関係機関」として、飲料水、電気、ガスなどの事業者を取り上げ、防災教育の観点から暮らしを支え、命を守るライフラインの維持・整備について理解させる指導例 - 5年・工業生産を支える「貿易と運輸」
○石油や天然ガスなどの輸入相手先や輸送方法などをとおして、エネルギー資源を安定確保するためにさまざまな工夫をしていることに気づかせる指導例
3つの授業支援パッケージは、本時を中心にした学習指導案をはじめ、授業の映像、板書計画、子どもに配布するワークシート、授業で使用する各種の資料から構成されています。すべてホームページから自由に無料でダウンロードできるようになっていますから、手軽に利用することができます。もちろん、学校や地域の実情、子どもの実態に合わせてアレンジして活用することもできます。
授業支援パッケージを多くの学校や先生方に活用していただき、子どもたちがエネルギーの安定供給やライフラインの維持・管理について理解を深めるとともに、それらの仕事に携わっている人たちの働きに関心をもち、持続的に発展する社会の担い手として成長することを心から願っています。
紹介リーフレット
天然ガス その他の教材
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授業支援パッケージの活用についてのお問い合わせ
(日本教育新聞社内 担当:石井、財前)
電話:03-3280-7058 E-mail:plan@kyoiku-press.co.jp